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通信制高校の「単位制」について

学習の流れや通信制高校の仕組みについて紹介します。

通信制高校は「学年制」ではなく「単位制」を採用

高校には「単位制」と「学年制」がありますが、まずはこの2つの違いについて、紹介します。

多くの全日制の高校が採用している「学年制」ですが、これは1年の間に必ずとらなければならない単位があります。この単位を取らなければ、進級できず留年になります。

これに対し、通信制高校が採用している「単位制」は1年でとらなければいけない単位数が決められていません。高校卒業までに必要な単位数があり、それを3年間で取ることになります。

1年間という縛りがないので、自分のペースに合わせた学習を進めることが可能。もちろん、必要な単位を取らないと卒業はできません。

ただ、これまで全日制では学年制を採用している学校がほとんどでしたが、近年では全日制の高校でも単位制を導入しているところがあります。

通信制高校の学習の流れ

通信制高校のカリキュラムは一般的な高校と基本的に同じですが、学習の流れは異なり、以下の4項目のサイクルで回っていきます。

  1. e-ラーニングで学習
  2. レポートを提出して添削指導を受ける
  3. スクーリングで面接指導を受ける
  4. 単位認定試験を受ける

学習はネットを使ったe-ラーニングがメインですが、学校によっては週2~5日、自分の選択で通学できる場合もあります。出席日数が関係ないからといって、自宅で学習しただけでは単位を取得することはできません。レポートとスクーリングが、通信制高校の独自の仕組みと言えます。レポートは、設問形式になっていたり、テーマだけが設定されていたりと形式は多様で、これを提出すると先生が添削指導してくれます。

「スクーリング」という通信制高校独自の授業とは?

自宅学習とは別に、通学して直接指導を受ける通信制高校の授業、スクーリングには以下の3つの特徴的な点があります。

  1. 私立通信制高校では、全日制より少人数で指導が丁寧
  2. グループワークや個別指導などもあり
  3. ゼミや体験教室を実施する学校もあり

通信制高校では、普段が自宅学習になる分、スクーリングでは単なる講義を聴くというより、コミュニケーションをとりながら学習できる方法を採用しているようです。

また、学校によっては特別授業を実施するなど、独自の取り組みを行っている学校も珍しくありません。生徒の登校状況や目標設定などによって、複数コースが選べることもあり、生徒に合わせた指導をするという姿勢が伺えます。

スクーリングは学校に行って直接指導を受けるもので、1単位は50分。登校状況によってスケジュールも違ってきますが、ひとつの科目をまとめて指導を受けるのが一般的です。1年分のスクーリングを合宿方式で数日間にまとめて受ける場合もあります。体験授業や資格試験の授業など特別授業を受けたい場合、登校回数を増やすことで受講機会も増えます。

スクーリングの登校時間は、朝9時から10時前後に設定されている場合が多く、通勤通学ラッシュを避けて通学することが可能。月2回程度のスクーリングの際には、午後まで授業をする学校もありますが、時間割としては午前中が単位取得の必修科目で、午後は体験授業や部活などに充てているケースが見られます。

単位取得のためには、一定日数以上の通学が必要ですが、あくまでスケジュールは自分のペースで組み立てられるので安心してください。

スクーリングのメリット・デメリット

通信制高校は「単位制」の高校なので、主に学習は自宅で自己学習を進めていくことになりますが、課題であるレポートの提出やスクーリングといって学校に登校して授業を受ける日もあります。スクーリングは通信制高校の特徴でもありますので、学校選びの時には注目してみてください。

スクーリングが少ないということは、それだけ人とのコミュニケーションを取る機会が少なくていいというメリットがあります。人づきあいが苦手な人や嫌な思い出がある人にとっては、とてもメリットに感じると思います。

逆に、スクーリングが多いということは、学校に行く機会が多くなり、多く人と接する機会が増えるということです。人とのコミュニケーションが苦手な人は、最初はデメリットに感じるかもしれませんが、さまざまな行事に参加することで友人ができたり、全日制の高校のように楽しい学校生活を送ることができる可能もあります。

学生時代に人との付き合い方を学べれば、卒業後に社会へでた時にスムーズに人と接することができるかもしれません。どちらが自分にあっているのか、きちんと考えて向いている方を選択しましょう。

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