夢や理想の高校生活がある方、お子さんの個性を伸ばせる学校を探している方におすすめしたい「通信制高校」という選択肢。このサイトでは、通信制高校の特徴、通信制高校だからこそのメリット、専門的な学習を主眼においた技能連携校について、目的別・エリア別でおすすめの通信制高校を紹介しています。
通信制高校は、全日制の高校や定時制高校と同様に、学校教育法により高等学校と定められています。全日制の高校のような「学年制」ではなく「単位制」を採用しているため、必要な単位数を得ることで高校卒業資格を取得できます。
単位の取り方には、レポートの提出やスクーリング(規定日数通学をし、指導を受ける)、単位認定試験などがあります。
全日制高校で高校卒業資格を取得するためには、毎日決められた時間に通学する必要がありますが、単位制を採用する通信制高校であれば、自宅学習という選択肢もあります。通学するのが苦手な生徒でも、通信制高校なら無理なく単位を取ることが可能です。
自宅学習を続けながら、先生や学校スタッフとコミュニケーションを築き、徐々に慣れてきたら通学して学ぶ、というように学習スタイルを切り替えていくこともできます。そうした寛容さを持ち合わせているのが、通信制高校のよいところです。
通信制高校では「単位制」を採用しているので、学習のスタイルや学習場所、登校日など自分で選ぶことができます。また、クラスを固定している学校が少ないため、人間関係で悩むことなくオープンな環境で学べます。
少人数の担任制を採用している学校も多く、先生に相談しやすい環境が整っていたり、専門家によるカウンセリングやウィスク心理分析による教育が受けられたり、生徒の学生生活をメンタル面からもサポートしてくれます。
大学進学に特化したクラスやコースがある通信制高校なら、難関大学への進学も目指せます。自分の苦手科目を克服するために時間を割いたり、得意科目をより伸ばしたり、自分の学力に合わせてカリキュラムを組める学校が多い点もメリットの一つです。
高卒資格の取得を目指すのであれば、もう一つ選択肢に含めたいのが「技能連携校」です。技能連携校は通信制高校と同じく高卒資格取得に必要な単位を取得できる学校です。通信制高校と同時入学することで、社会に出てから役立つ専門的なスキルを学べるため、高卒資格取得を目指しながら将来を見据えたスキル取得が可能となります。
不登校を経験したことがある人
通信制高校・技能連携校は、不登校を経験したことがある方も多く通学しています。通信制高校は、自宅学習が基本の学校やスクーリングの回数を選べる学校が多いため、諸事情で全日制高校に通えない方でも無理なく卒業できるでしょう。中にはメンタルケアに注力するなど、不登校の方のサポート面が充実している通信制高校や技能連携校も。不登校を経験した方は、スクーリングの日数調整が可能だったり、メンタルケアに力を入れたりしている通信制高校・技能連携校がおすすめです。
大学に進学したい人
大学への進学を見据えた場合、全日制高校へ通学する人が多いですが、通信制高校から大学進学を目指すことも可能です。通信制高校の中には、大学進学コースを用意し、学寮区や習熟度に合わせた個別フォローを実施している学校や、少人数制で丁寧な指導を行っている学校もあります。他にも進路相談や願書の作成、メンタルケアなど、勉強面以外をサポートしている学校も。通信制高校から大学進学を目指すのであれば、大学受験に力をれている通信制高校がおすすめです。
専門分野の勉強をしたい人
専門分野を学びたい方も通信制高校に通っています。通信制高校のカリキュラムは多種多様で、体験授業にとどまらず、一定のスキルを学べる学校もあります。専門的なクラス・コースがあるため、自分の興味がある分野や、知見を深めたい領域を集中して学ぶことも可能です。通信制高校で専門性の高いスキルを学びたい方は、各分野に精通した講師が在籍していたり、設備・教材が整っている通信制高校がおすすめです。
発達障がいを抱えている人
通信制高校・技能連携校には、障がいを抱えている生徒も通っています。学校によって特色が異なり、お子さんの個性に合わせたメンタルケアやサポートを実施している学校もあります。また、専門課程の授業で個性を伸ばせるカリキュラムを提供するなど、一人ひとりに合わせたサポートしている学校も少なくありません。全日制高校に通わせるには不安がある、でも本人の学びに対する意思は尊重したい。そのような希望をお持ちの方は、メンタルケアやお子さんの個性に合わせた教育体制を整えている通信制高校・技能連携校がおすすめです。
通信制高校が力を入れているサポート内容や、技能連携校で学べる専門分野は、学校によって大きく異なります。一人ひとりの個性を伸ばせる通信制高校(技能連携校)ですが、学校選びで失敗しないためにも事前に学校のサポートに関する特徴や学べる内容をしっかりと把握しておくことが重要です。通信制高校に求めるサポート内容や理想の高校生活をイメージして、学校の特徴や目的の両面から気になる通信制高校・技能連携校を比較検討してみるとよいでしょう。
事実、通信制高校を卒業した生徒の大学進学率と就職率は、年々増加傾向にあります。以下のグラフは、2005年から2019年に通信制高校を卒業した生徒の大学進学者と就職者の推移を表したものです。
上記のグラフは、文部科学省が発表している2005年~2019年の「通信制の高等学校を卒業した生徒の進路別の割合」を示したものです。2005年と2012年度の間では、大学進学者が4.2%程、専修学校(専門課程)に進学した者が4.1%程増加したことが分かります。さらに、2019年と2012年のデータを比較してみると、大学進学者・専修学校(専門課程)に進学した者は、大きな変化はないものの、就職者が8.8%も増加していることが分かります。
これらのデータから見えてくることは、昔と比べて通信制高校から就職や進学する生徒が増加傾向にあることです。以前の通信制高校は、高卒資格を取るためだけの学校というイメージが強かったですが、近年では大学進学や専門スキルの学習に力を入れている私立の通信制高校も増え、進路が多様化しています。一方で、30%近くの生徒が進学でも就職でもない進路に進んでいるのも事実です。その中には、アスリートなど特殊な進路を歩んでいる生徒がいるケースも考えられますが、通信制高校卒業後の進路で失敗しないためには、自分、もしくはお子さんが実現したい進路に合ったサポートを行う通信制高校を見つけることが重要だといえるでしょう。
上記のデータからも通信制高校から、大学進学や就職を目指すことは可能だと分かります。ただ、通信制高校には大学受験に力を入れている学校もあれば、不登校や障がいへのサポートが手厚い学校、専門スキルの習得に力を入れている学校とさまざまです。
第一志望の大学に合格したい方や実現したい夢が明確にあるのであれば、目的の達成をサポートしてくれる通信制高校を選びましょう。自分の目的に合った通信制高校を選ぶことができれば、通信制高校からの進学や就職に不利になることはなく、むしろ手厚いサポートを受けることも可能です。
関東
令和2年度時点の高校卒業資格取得率は98.9%※と高く、一人ひとりが単位を取得できるよう、少人数での学習指導を実施。不登校に対するサポートはもちろん、講師陣の障がいに対する知識レベルが高く、教育者目線で保護者の相談に乗ることができます。
近畿・九州
講師陣が不登校経験者に適切なアドバイスをするために、キャリア支援ファシリテーター資格認定試験に挑戦しています。日本臨床心理士会との連携により、スクールカウンセラーを各キャンパスに配置しているため、学習面のサポートだけでなく、精神面のサポートが手厚い通信制高校です。
通信制高校は、学校によって力を入れている分野や強みが異なります。
ここでは、学校に求めるサポート体制や通信制高校に入学する目的別でおすすめの通信制高校を紹介しているので、
自分自身やお子さんの個性、希望の進路に合った通信制高校を選びましょう。
通信制高校は、学校の体制によって通学頻度や入学可能範囲が異なります。「自宅からスクーリングに通いやすい通信制高校がいい」「自分が住んでいるエリアには、どんな選択肢があるか知りたい」など、特定のエリアから通信制高校を探したい方は、下記マップで該当エリアの通信制高校を確認してみましょう。
いざ通信制高校に通おうと決めたとしても、気になることが次々に出てくるのではないでしょうか。「通信制高校とは、どんな学校なんだろう」、「学校からしばらく離れているけれど、入学できるのだろうか」と気になりだしたらいろいろな不安が出てきます。ここでは、そんな通信制高校に通うときの疑問や不安、基礎知識についてお答えします。
似ているようで異なる高卒資格と高卒認定。高校卒業の有無や、取得までにかかる機関・費用などに違いがあります。それぞれ異なるメリットを持つので、どちらがよいか迷った際はじっくりと検討しましょう。
通信制高校は、自分のペースで学習したい方や、芸能活動やスポーツなどと学業を両立させたい方が通っています。他にも、小中学校で不登校を経験した方が入学したり、高校を中退して転入・編入したりすることもあります。
全日制高校の多くは学年制を採用する一方、通信制高校で広く取り入れられているのが単位制です。単位制は、一定の成績を収めた際に単位を取得できる制度です。学校で定めた単位数を取得した場合、学校を卒業することができます。
通信制高校は年齢制限がなく、人間関係で悩みにくい点が大きなメリットです。カリキュラムも特色あるものばかりで、勉強が苦手でも通いやすい環境が整っています。一方、通信制高校はデメリットもあるので注意が必要です。
通信制高校へ通うにあたって、気になるのが学費。学校によって異なりますが、公立の通信制高校なら年間数万円、私立でも数十万円です。全日制高校と比べて、学費を抑えることができます。
通信制高校は、最低でも3年間は高校に在籍する必要があります。また、所定の単位数と特別活動への出席が求められるため、卒業までに3年以上かかるケースも。3年で卒業するには、スケジュールを立てて学習を進めることが大切です。
名前や仕組みが似ている技能連携校とサポート校。しかし、基本的には異なる学校で、通信制高校の単位になるかという点や、授業内容が違います。登校頻度・自由度も変わるため、入学を希望する方は、違いをしっかり把握しておきましょう。
通信制高校は、大別して私立と公立があります。私立の通信制高校は、スクーリングの調整ができるなど、柔軟性や自由度の高さが特徴です。公立の通信制高校は、学費が私立と比べて安くなっています。
通信制高校を選ぶ時は、最初に学費をチェックしましょう。就学支援金が利用できる場合もあります。また、登校頻度や入学可能範囲も確認が必要です。学校によってサポート体制も異なるので、必ずチェックしておきましょう。
通信制高校は、通学範囲によって広域通信制高校と狭域通信制高校に分けられます。広域通信制高校は私立が中心で、講師1人あたりの生徒数も多いのが特徴。一方、狭域通信制高校は公立が目立ちます。
進学先を決める時、判断材料の一つとなるのが偏差値です。しかし、通信制高校は中学校と同等の学力があれば問題がなく、偏差値という考え方はありません。そのため、偏差値を気にすることなく入学できます。
通信制高校の入試には年齢制限がなく、誰でも挑戦が可能です。また、入試・面接ともに「落とすための試験」ではなく、やる気や人柄などをチェックします。余程でなければ不合格になることはありません。
通信制高校の就職難易度は、基本的に全日制高校と変わりありません。もちろん企業によって考え方は異なりますが、通信制高校だから不利とは限らないのです。ただ、面接で聞かれた際は嘘をつかず、正直に答えましょう。
他の高校に在籍している方や、全日制高校を中退した方が通信制高校へ転入・編入することは可能です。それまで通学していた高校の単位を引き継げるため、決して無駄にはなりません。なお、転入・編入時に面接試験が行われる場合があります。
高校を中退した場合、ぜひ通信制高校を検討してみましょう。中退のままでは、就職・進学に影響するおそれがあります。通信制高校なら高卒資格が取得できるため、就職や進学の選択肢が広がります。
通信制高校は、全日制高校と違って留年がありません。卒業に必要なのは学年ではなく、単位だからです。ただし、単位を全て取得した後も3年間は在籍しないといけません。特別活動への出席も求められます。
通信制高校にいじめはあるのかと、不安を感じている方も多いと思いますが、通信制高校は比較的いじめが起きにくい環境といわれています。通信制高校に通う生徒の中には、似たような悩みを抱える生徒が多くいるため、お互いの気持ちを理解しあえる仲間が多いといえます。
通信制高校のスクーリングは、実際に学校へ登校することをいいます。集中型や通学型、合宿型など、複数の形態があります。なお、スクーリングの頻度や内容は学校によって違います。入学前に確認しておきましょう。
通信制高校の服装は、自由な学校もあれば、規定を設けている学校もあります。服装自由な通信制高校は、自分の好きな服で通学できるので、制服を買わずに済むのがメリット。一方で制服のある通信制高校は、コーディネートを考えなくてよい点が魅力といえます。
通信制高校には、さまざまな理由から社会人の方も多く通っています。働きながらでも高卒資格が取得できるように、スクーリングが週末に行われる学校や登校頻度が少ない学校など、働きながらでも通学しやすい体制を整えている通信制高校は多いです。
高校には、大きく分けて「全日制」「通信制」「定時制」の3種類の学校があります。それぞれの学校形態で、通学頻度や学習時間帯が異なります。このページでは、各学校形態の特徴をまとめているので、自分の生活スタイルには、どの学校形態があっているのか確認してみましょう。
サポート校とは、通信制高校に通う生徒に対して、3年間で高卒資格を取得できるように学習面と精神面のサポートを行ってくれる施設のことを指し、塾や予備校に近い立ち位置といえます。自宅で学習が進められたり、登校頻度が調整できたりと自分のペースで勉強できる点がメリットの一つである通信制高校ですが、自由度が高いが故に自分で勉強を進められるか心配な方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、通信制高校と同時にサポート校へ入学することがおすすめです。
全国には多数の通信制サポート校がありますが、「どこを選べばいいの?」と、悩んでしまう方は多いと思います。ここからは、エリア別に通信制サポート校をピックアップしてご紹介します。それぞれの学校の特徴や魅力も解説していますので、学校選びの参考にしてください。興味を惹かれる学校を見つけたら、資料請求やお問い合わせをし、事前調査を進めてみましょう。