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通信制高校とは?知っておきたい基礎知識

現代のニーズにマッチした「通信制高校」

高校という学校組織として見れば、通信制高校は全日制・定時制高校と同格の存在といえます。ただし、単位制を採用している点や学習の流れの違い、さらに学校によっては特別授業があるなど、独自な面も多々あります。かつては勤労青年が高校卒業資格を取得するために設立された通信制高校も、近年は不登校生徒や芸能人・スポーツ選手など特殊技能を活かした人たちの受け皿として在校生が増加している傾向もあります。

全日制は毎日学校に通わなくてはなりませんが、通信制高校は、必要時以外は独学での学習システムで、レポート提出などがあることから“通信制”とくくられているのです。近年までは、第一選択とするなら全日制を選ぶ場合が多く、通信制や定時制を第一選択にすることは少なかったです。

しかし、通信制高校はなんらかの理由で不登校になった人や、高校を一度退学した人が行くことのできる高校として、注目を集めています。他の進学校に比べると入りやすく、自由度が高く、自分のペースで学習することができます。且つ、個別指導での細やかなサポート、通信制高校は今の時代のニーズにマッチした新たな学習スタイルともいえるのです。

詳細ページでは、そうした通信制高校の特色を知るために必要な基本情報を網羅してみました。もちろん一般の高校と同様、学校による違いも多々あるので、検討する際は資料請求するなどして、具体的な授業内容や指導方法を確認するようにしてください。

1.通信制・定時制・全日制の違い

高校の中でも、通信制・定時制・全日制と3つの学習スタイルに分けられますが、それぞれ特徴や違いについて詳しく紹介しています。自分にあった学習スタイルはどれなのか見極める際に参考にしてみてください。

通信制高校は、基本的に自宅で学習するスタイルで、スクーリングのときに定期的に通学するというタイプの学校です。単位取得型で、所定の単位を取得することで、高校卒業の資格を得ることができます。

定時制は、夜間に授業時間が設定されており、昼間仕事をしている人が通学しやすいスタイルです。

全日制は、一般的な高校で、主に3年の就学年数となっており、1年毎に単位を取得して進級し、所定の単位を取得することで卒業できます。

通信制・定時制・全日制の違い

2.通信制高校にはどんな生徒が入学するの?

そもそも通信制高校にはどんな人が入学するのか?どのタイミングで、通信制高校に通うことになるのか?その傾向について詳しく紹介しています。不登校や発達障害がある人などが単位制の通信制高校に入学することも多く、その理由も紹介しています。

通信制高校に通っている人の約8割は、全日制高校から転校したり、編入した生徒だそうです。

勉強についていけなくなったり、人間関係のトラブルなどが原因で不登校になってしまった人など、さまざまな事情で全日制高校に通えなくなってしまった人が、通信制高校で改めて学習します。

しかし、トラブルのあった人だけが通っているのではなく、芸能活動やスポーツなどをしていて、全日制の高校との両立が難しい人も、通信制高校で学んでいることが多いです。

通信制高校にはどんな生徒が入学するの?

3.通信制高校の「単位制」について

高校には「学年制」と「単位制」の2つがあるが、果たしてどう違うのか特徴を紹介しています。この違いを知ることで、より自分にあった高校を選択することができるので、ぜひチェックしてみてください。

通信制高校の学習方法は学校によっていろいろなシステムを取り入れています。

eラーニングで学習したり、レポートを提出して添削指導を受けたり、スクーリングで面接授業を受けたり、単位認定試験を受けるなどです。

基本的にレポートとスクーリングを行うことで単位を取得することができる仕組みとなっています。

通信制高校の単位制について

4.通信制高校の公立・私立の違いとは

学校

通信制高校における公立・私立のそれぞれの特色から違いについて詳しく紹介しています。私立と公立の学費の相場や、コースの種類なども解説しているので、どちらの方が自分にあっているか確認してみてくださいね。

公立の通信制高校は減少傾向にあり、逆に私立の通信制高校は増加傾向にあるといわれています。

学費は私立よりも公立のほうが安く、私立の中でも学費の高い通信制高校では、公立の10倍近い費用がかかることもあるようです。

その代わりといっては何ですが、卒業率は公立よりも私立のほうがはるかに高く、100%に近い卒業率を誇る学校も多くあります。

サポート体制がしっかりしているのは私立の通信制高校といえるでしょう。

通信制高校の公立と私立の違いとは

5.技能連携校と通信制高校サポート校とは

通信制高校の中にある技能連携校と通信制高校サポート校の特徴とメリットについて紹介しています。

技能連携校は、通信制高校と連携している施設で、専門的な分野の勉強をしながら、学んだ内容を単位取得につなげることができます。

サポート校とは、通信制高校に通う生徒がしっかり卒業できるようにサポートしてくれる施設で、サポート校に通ったからといって卒業できるというものではありません。

通信制高校の学費とは別に学費が必要となり、サポート校では生活指導や学習のサポート、コミュニケーションが苦手な人に対する人間関係のサポートなどを行ってくれます。

技能連携校と通信制高校サポート校とは

6.通信制高校の平均学費

通信校やサポート校などの項目別に気になる年間学費の相場について紹介しています。通信制高校を選ぶ際の目安にしてみください。

公立の通信制高校は学費が安く、3年間で比較すると私立の10分の1ともいわれます。

入学金はなんと500円、1単位を取得するために必要な受講料も336円です。

3年間で計算すると、336円に必要な単位数74をかけて24,864円と大変安いので、経済的な問題がある人でも通いやすいと思います。

そのほか、日本スポーツ振興センター共済掛金に加入する必要がありますが、こちらも年額165円と大変安価です。

通信制高校の平均学費

7.通信制高校の入学と転入、編入について

なんとなく違いをわかっているつもりいでも、どのように違うか?きちんとわからない方のために、それぞれの違いを詳しく説明しています。また、編入であれば単位を引き継げるなど、知っておくと得なことなども紹介しています。

通信制高校に入学するための大きな制限はありませんが、学校によっては入学可能な区域制限を設けている場合があります。

そのほか、ほかの高校に在籍している人、中途退学をした人でも、通信制高校に籍を移して勉強を再開できます。ただし、すでに高校を卒業している人が再度高校で勉強することはできません(特定の科目だけ受講することは可能な学校もあります)。

通信制高校の入学と転入、編入について

8.通信制高校の偏差値って?

通信制高校への進学や転入・編入を検討するにあたり、気になる要素の一つが偏差値。ですが、基本的に通信制高校には偏差値という考え方はありません。どういうことなのか詳しく解説します。

通信制高校では基本的に入学試験を実施しないところが多いので、偏差値の基準は定められていません。

ただし、一般的に偏差値を公表していないだけで、実際には偏差値が存在する場合もあります。

通信制高校の偏差値は、平均して42前後だといわれています。

通信制高校の偏差値っていくつなの?

9.社会人におすすめの通信制高校って?

社会人でも通いやすいのが通信制高校の特徴ですが、そもそも通信制高校は社会人のために作られた学校だったいうことを知っていますか?社会人コースがある通信制高校を紹介しています。

通信制高の生徒には、社会人もたくさんいます。

通信制高校の生徒の年齢は20代前半がもっとも多く、その次が18歳、さらに19歳と続いていきます。

何らかの事情で高校に通い続けることができなくなった社会人の人が、やはり高校卒業の資格がほしいという理由で、社会人として働きながら学習している場合が多いです。

社会人におすすめの通信制高校について

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