通信制高校は、その名の通り基本的に自己学習で学びを進めていくので、毎日生徒や先生と顔を合わせる必要がありません。
人と関わることが苦手という人でも通いやすいのは、大きなメリットだといえます。
全日制高校では、グループで行動する授業があったり、体育でのチームプレイや修学旅行など、生徒や先生と関わりながら進めていくものがたくさんあります。こうしたコミュニケーションが苦手な人は、いじめに遭っているわけではなくても学校に行くのが苦痛だと感じてしまうのではないでしょうか。全日制の学校では、社会性を育むこともひとつの目的とされているので、こうした人と関わることが多いのです。
通信制高校は、まったく人と関わらないということはありませんが、全日制と比較するとはるかに人とのか関わりが少ないです。
マイペースに学びを進めたい人や、人とコミュニケーションを取るのが苦手だという人にぴったりのカリキュラムが組まれています。
いくら人と関わるのが苦手だといっても、まったく誰とも一切関わらないのでは、社会性の維持に問題が出てきてしまいます。
通信制高校では定期的にスクーリングとして通学する必要があるので、適度に人と接触できます。
かといって、必ずグループで何かをしなければならないというわけではありませんので、自分を殺してまで人に合わせなければいけないということはほとんどなく、人間関係においてはとても気軽です。
事情があって通信制高校を選択したけれど、できれば学校でたくさん友達を作りたいと考えている人は、イベントやスクーリングが充実している通信制高校を選ぶとよいでしょう。
それぞれの通信制高校にカラーがあり、イベントなどがあまりない学校や、できるだけ生徒同士のコミュニケーションが取れる場を多く設けようとしている学校などさまざまですので、自分に合ったカリキュラムを組んでいる学校を探してみてください。
通信制高校は、何か理由があって通信制を選んでいる人がほとんどなので、自分と同じ理由で通信制を選んだ人と出会えます。
通信制高校には、全日制の学校に通っていたけれど、いじめやそのほかの理由で通えなくなってしまい、通信制高校に編入したという人も少なくありません。自分だけがそういった理由で通信制に編入したと思っているかもしれませんが、同じ悩みを持っている仲間がたくさんいます。
他にも、人とのコミュニケーションが苦手だから通信制高校を選んだという人も多いです。
もちろん、全日制に失敗した人だけでなく、芸能活動と並行して高校の勉強をしたい人や、ダブルスクールのために通信制を選択した仲間もたくさんいます。
同じ目的や目標を持つ仲間と出会えるのは、通信制高校の大きなメリットだといえるでしょう。
人とのコミュニケーションが苦手な人、芸能活動やダブルスクールなどほかの活動と並行している人、昼間働いている人など、通信制高校ではさまざまな人生を歩んでいる人が勉強しています。
通信制高校は、いろいろなタイプの人が、それぞれ自分に無理なく、ストレスを感じることなく生活できる環境が整っている点が魅力の一つです。
目的や特徴から選ぶ!
おすすめの通信制高校
・技能連携校
通信制高校は、学校によって力を入れている分野や強みが異なります。
ここでは、学校に求めるサポート体制や通信制高校に入学する目的別でおすすめの通信制高校を紹介しているので、
自分自身やお子さんの個性、希望の進路に合った通信制高校を選びましょう。