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通信制高校のスクーリングってなに?

通信制高校で単位を修得し卒業するために必要なのは、レポート・スクーリング・単位認定試験の3つ。そのひとつであるスクーリングは、先生から直接授業を受けるため学校に登校すること。自宅学習がメインの通信制高校でも、一定の日数は登校しなくてはならない決まりがあります。対面での授業は、先生に直接疑問点を質問したり、勉強や進路などについて相談したりできる貴重な機会と言えます。

スクーリングとは学校に登校すること

レポートのやり取りだけでは解決できない問題を解決するのが、スクーリング。通信制高校はレポート提出が学習の中心。添削され戻されたレポートを確認し正解を理解することが、単位取得の第一歩。ですが、実際に登校して授業を受ける面接指導だけではありません。各教科や科目の面接指導とは別に、ホームルームや遠足といった特別活動もスクーリングの対象で、単位取得のためには参加が必要です。

スクーリングの役割は、レポートの疑問解消

では、なぜスクーリングは必要なのでしょうか。ひとりで勉強してわからない部分を、学校で先生と一緒に解決していくのがスクーリング。通信制高校は登校頻度が少く、自学自習がベースになります。レポートを作成し添削してもらうことで学習をすすめます。自宅学習では、どうしても分からないところがでてくるはず。 そんな疑問や課題について、先生と一緒に解決し、学習する時間がスクーリングです。

スクーリングには3つの形態がある

集中型

一週間程度連続して登校し、一定期間にまとめてスクーリングをするのが「集中型」。お盆や正月、ゴールデンウイークなど、一般的に社会人でも時間を作りやすい時期に集中して行う形式になります。1日に数時間分の授業を凝縮して行い、短い期間内に効率のよい学習スタイルが特長。時間を確保しにくい人に配慮したスクーリングと言えるでしょう。

通学型

週に何日か自分で通学日数を選んで、定期的に学校で授業を受けるのが「通学型」。 スクーリングの日数は多い分、学習内容の理解が進むことなど期待できます。また、一般的に朝はゆっくり登校、早めに授業が終わる特長があります。自主学習に自信のない人や、周りとコミュニケーションを取りたい人にも通学型が向いているのではないでしょうか。

合宿型

年に1回、数日間泊まり込みで単位取得に必要なスクーリングを行う形式が「合宿型」。集中型と似ていますが、宿泊施設を使用してさらに集中的にスクーリングを行うのが特長。合宿型の多くは、離島など都会から少し離れた場所にある学校専用の合宿施設。自然体験などしながら、スクーリングが行われます。授業料とは別に費用がかかるので注意が必要。

スクーリングの頻度や内容は学校によって違う

スクーリングの回数や内容は、学校ごとに異なり、公立と私立でも違ってきます。登校日数で言えば、最低でも2週間に1回出席が必要な公立校に対し、年に数回のスクーリングで済むのが私立校。授業内容では、私立校の場合、全日制高校にはない専門的な内容や資格取得を目的としたコースなどもあります。

集中型・合宿型・通学型のうち、一つだけの学校から、複数のコースから選べる学校もあります。どのタイプのスクーリングが自分に合っているのか、よく考えて選択しましょう。

編集チームのまとめ

スクーリングへの参加が、通信制高校を卒業するために必要であることは、どの学校においても共通項目。しかし、その形式と内容は学校によって異なります。短期の集中型しかない学校もある一方で、複数のスクーリングタイプから選べる学校もあります。

自主学習だけでは得られない、貴重な経験がスクーリングにはきっとあるはず。スクーリングの種類や内容についても、自分に合った学校選びのポイントの一つとして、比較検討することが重要ではないでしょうか。

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