通信制高校で「中学の学習から復習して、大学進学を目指したい方」、「自分のペースで学習を進め、難関大学に進学したい方」に向けて、通信制高校を紹介しています。
通信制高校から大学進学を目指す際に、注目すべきポイントも併せて解説しているので、参考にしてください。
大学進学を想定して通信制高校を選ぶなら、進学コースがあるだけでは不十分。精神面のサポートは必須ですが、大学進学に力を入れている通信制高校には、以下のような特徴があります。このページでは下記の特徴を持ち、大学進学コースがある通信制高校を紹介しています。
大学進学に力を入れている通信制高校では、有名予備校と同等のカリキュラムを用意してくれる場合もあります。通信制高校と予備校の2つに通う方法もありますが、できるだけ一元的に勉強できた方が費用も時間も負担が少ないでしょう。
ここでは、上で紹介した4つの条件に合致するおすすめの通信制高校を紹介します。
引用元:おおぞら高等学院(http://www.ktc-school.com/)
大学…北海道大学、筑波大学、九州大学、青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、立教大学、早稲田大学など
特別進学コースは、生徒のレベル別指導で学力を伸ばすコースで、マイティーチャー制により生徒が自分の話しやすい先生を選んで学習ができます。気軽に相談ができ、学習や進路の相談では個別にメンタルサポートを受けられます。 英語はネイティブ講師による授業で、希望者には留学プログラムも用意されています。
キャンパスでの個別学習に加えて、インターネットを利用したオンライン学習にも対応しています。Web授業は23時まで受講可能なため、遅い時間に疑問点が発生しても講師に聞ける環境があるので安心です。一人一人の進路に合わせたフォローにも定評があります。
引用元:クラーク記念国際高等学校(http://www.clark.ed.jp/)
大学…東京外国語大学、横浜国立大学、九州大学、山形大学、長崎大学、静岡大学、大分大学、鹿児島大学、慶應義塾大学、早稲田大学、国際基督教大学・中央大学など
週5日通学が基本の総合進学コースと、1週間の授業数を6・12・18コマの中から選択して、週に1~5日通学するフレックス学習コースの2つが進学クラスです。ネイティブ教員を採用するなど、受験に必要な英語学習に強いところもポイントです。
予備校講師が受験のために必要とされる授業をプロデュースする特別進学クラスでは、センター試験や二次試験を意識した授業を行います。創学コースでは、無料で創学ゼミナールの授業を受講することが可能です。
この数年で、大学進学コースを設けている通信制高校は増加傾向にあります。国公立、私立を問わず難関校に多数の現役合格者を輩出している通信制高校も珍しくありません。上記で取り上げた通信制高校以外にも、大学進学に向けてのカリキュラムが組まれている通信制高校の特徴とコース内容について更に詳しく説明いたします。
引用元:第一学院高等学校(https://www.daiichigakuin.ed.jp/)
ウイングネットという第一学院高等学院独自の完全個別対応映像学習システムを活用して大学合格を目指します。
提携している市進予備校やZ会の動画を、学校や自宅で見ることが可能です。映像なので、自分のわからないところ、理解しにくい部分を集中的に何度も繰り返し学ぶことができます。
また自分の志望校の受験に合わせたカリキュラムで受講できます。難関大学であっても生徒の学力に合わせてカリキュラムを組んでもらえるので、合格に近づきます。キャンパスではもちろん、ウイングネット上でも不明点をすぐに先生に質問することが可能です。リラックスできる校舎や自宅で学習できるので、効率的に学習ができるでしょう。
通常のウイングネットの他に、春・夏・冬の時期の季節講習をいつも通っているキャンパスで受講できます。これも特別進学コースだけのメリットです。センター早期対策配信講座として、センター試験対策豊富な講師からのアドバイスをウイングネットを活用して受講できます。
引用元:ルネサンス高等学校(https://www.r-ac.jp/)
東大、京大など難関国公立大学に現役合格者を輩出しているルネサンス高等学院大学進学コースでは、一人一人の学力や志望校に合わせた学習プランを設定します。新入学、転入学、編入学などどのような形であっても大学進学コースを受けることが出来ます。
基本的には、レポート、スクーリング、テストのルーティンを通して基礎学力と応用力を培います。レポートでは、すべてのレポートをスマホやパソコンから提出し、学習課題の報告を行います。スクーリングは年間5日程度ですが、集中的に行い、担当の先生から直接指導を受けます。テストでは、規定回数のレポート提出をクリア、スクーリングを行うことで、学期末試験を受験します。テストは年1回の実施です。テストに合格することで、単位取得になります。
加えて、個別指導Axisのシステムを活用することで、1コマ80分の個別指導型塾を受講できます。問題を解くだけでなく、講師からの丁寧な指導もあるので、着実に学力向上につながります。
引用元:一ツ葉高等学校(https://www.hitotsuba.ed.jp/)
最短で志望校への合格をサポートする一ツ葉高等学校では、約40年にわたる大学進学サポートの豊富で信頼できる実績と経験があります。
大学受験のプロ講師から少人数制での授業を受けるので、合格率は飛躍的にアップします。また一方的な授業だけではなく、定期的な模試で自分の苦手分野や実は余り理解していない部分を確実に潰していきます。模試の結果や個別面談などを通して適切な学習スタイルを考えてもらえるので、合格まで徹底サポートが期待できます。
学校のキャンパスも駅から近いので、通学時間も気になりません。提携している学習塾「さなる」での映像授業も受講できるので、志望校の受験科目に合わせた効率的な学習が可能になります。
これまでの受験対策経験を活かした、eプリを使えば徹底的に演習し得意分野を伸ばし、苦手分野を克服できます。eプリのデータベースは18万枚以上に上る豊富さです。最短での難関大学合格を目指したい人にはおすすめの学校です。
通信制高校から大学に進学することは可能です。一般的な通信制高校のイメージは基礎学力を身につけることがメインだと思われがちですが、通信制高校の中には有名予備校と提携していたり、大学受験に向けて学力やメンタル面のサポートを手厚くしている学校もあるのです。
実際に通信制高校に通う生徒の約18%※(2020年5月1日時点)が大学進学を目指していることが文科省のデータでは明らかにされています。
※参照元:文部科学省(https://www.mext.go.jp/content/20210226-mxt_koukou01-000013082_04.pdf)
大学に行きたいと考える生徒より、実際の進学率が低くなっているのは大学受験に特化した通信制高校に入っていないからではないかと考えられます。学校側には大学受験の用意があるのに、 大学へ行きたい生徒が入学してこなければ意味がありません。逆もしかりで、大学に行きたいのに受験に適した授業を受けられなければ生徒の力は伸びないのです。
文部科学省が行った「学校基本調査」の平成24年度のデータを見ると、通信制高校を卒業した生徒の16.7%が大学や短大に進学しています。専修学校に進学した生徒は21.6%、就職した生徒は14.3%。就職する生徒より、大学進学する生徒が多いことがわかります。しかし、進学でも就職でもない生徒も44.5%もいるのが現状です。
時代をさかのぼって平成4年のデータを見ると、大学へ進学した生徒の割合は6.5%で専修学校は18.2%、 それに対して就職者はなんと60%を占めていました。※
以前の通信制高校は、「仕事に必要な基礎学力を学び高校卒業資格を得るのが目的」というイメージがあったため、進学を考える生徒はかなり少なく、就職やそれ以外の進路を選ぶ生徒が多かったのです。現在は、インターネットの普及や私立の通信制高校が増加している影響で学びの選択肢が多様化。よって学習カリキュラムの整った通信制高校も増えてきており、多くの生徒が大学や専修学校を目指すようになっています。
全日制高校と同様に、選んだ通信制高校の学科によって、大学への進路状況は異なります。例えば商業や工業などの専門学科の場合、卒業した生徒の進学率は27.5%、専修学校21.0%、就職46.3%と大学進学よりも専修学校や就職をする生徒が多めになります。(2008年3月時点)
一方、総合学科や進学クラスなど普通科を卒業した生徒の大学進学率は61.9%、専修学校22.1%、就職は9.6%※です。普通科を卒業した生徒は、就職よりも進学率のほうが高いことが分かります。(2008年3月時点)
平成24年度の普通科全日制高校を卒業した生徒の進路状況は、63.8%が短大や大学。専修学校へは23%、就職が7.4%となっています。一方、定時制高校の生徒の進路状況は普通科の生徒の場合、大学進学が15.2%で専修学校への進学が16.7%。27.1%が就職です。※
これに対し、普通科の通信制高校は大学進学18%、専修学校27%、就職14%。進学率は全日制には届かないものの、定時制よりも高い進学率となっています。
基本的に通信制高校は、「仕事と両立している」「高校卒業資格が目的で通っている」「何らかの事情で学校に通うことができない」「発達障害で通常の学習が難しい」など、さまざまな理由の生徒が通っているため、全日制より進学率が低いのは当然のことでしょう。しかし、通信制なら仕事で忙しくても、事情があって学校に通えなくても自分のペースで効率的に大学進学を目指せます。近年は進路指導や大学進学へのカリキュラムが充実している通信制高校もたくさんあり、名門大学への進学を目指すことも可能です。
通信制高校から大学へ進学するためには、日々をなんとなく過ごしてはいけません。ここでは大学合格への近道となるポイントを紹介します。
通信制高校で受けられる大学受験に特化した授業は、学校ごとに内容が異なります。行きたい大学や学科に合わせた授業をしている通信制高校を選びましょう。学校によっては学力重視だったり、AO入試に力を入れていたりと特徴があります。
中でも国公立大学やいわゆる難関大学への進学を目指す方もいます。また実際にそういった大学へ進学している人もいるのが事実です。受験勉強はもちろん容易ではないですが、自身の努力は当然ながら、学校からのサポートも非常に大事なポイントです。
通信制高校の目的は「高校卒業資格」を得ることだと思われています。なので、入学したらまず卒業を目指すのが普通。しかし、大学に進学したいのであれば、高校の卒業を最終目標にするのではなく「大学合格」をゴールに設定して、日々の勉強に励まなくてはいけません。
通信制高校に通うメリットは「時間がある」こと。つまり、空いた時間を大学合格のために費やすことができます。全日制では毎日決まった授業を受け、その後で受験勉強をしなくてはいけませんが、通信制高校ならレポート作成とスクーリング以外の時間を受験対策に充てられます。
大学受験に力を入れている通信制高校であれば、自分に合ったカリキュラムで勉強を進めることができ、進路相談も親身になって聞いてくれますよ。
お金もかかることなので、出来ることであれば学校の勉強だけで大学受験に挑みたいと思うのは当然のこと。とはいえ実際問題、独学では難しいともよく聞く話ですよね。
独学で通信制高校からの大学進学を目指した人の体験談や、予備校に通うメリット・デメリットなどについて調べました。悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
通信制高校から大学の指定校推薦が取れます。基本的に指定校推薦枠での受験の合格率は高いと言われていますが、高校内において推薦を貰わなくてはいけません。 推薦を貰うためには、通信制高校で高く評価されることが大事。大学進学を考えているなら、決められたカリキュラムをきちんとこなし評価を貰える学生生活を送るように心がけましょう。
指定校推薦の場合、基本的には専願受験となります。受験して合格した場合は、他の大学を受験することはできません。 指定校推薦枠は大学側と高校側の信頼関係で成り立っています。合格を出した生徒が他の大学へ行ってしまった、となると信用問題になってしまうからです。指定校推薦枠での受験を考えている場合は、他の大学が受けられないことを知っておきましょう。
第一志望の大学に合格するためには、相応の学力と必要な学力を養うサポートが必要です。家族のサポートだけでなく、学校でもサポートも徹底してもらうことが大学受験を成功させるためには重要です。
大学合格は通信制高校を選ぶところから始まっています。学校の選び方1つで合格率は大きく違うのです。
公立の通信制高校の大学進学率が11.2%なのに対して、私立は19.1%※と高くなっています。(2020年1月15日時点) 私立の場合、独自の大学受験コースや予備校との繋がりなどがあり学力を伸ばすための授業やサポートが受けやすくなっているからです。 また、20代前半までの通信制高校入学者が増加しているのも、 大学進学に力を入れる通信制高校が増えている背景といえるでしょう。 大学合格を目指すのであれば、私立の通信制高校の中から選ぶのがおすすめです。
※参照元:文部科学省(https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200114-mxt_koukou02-000004042_4.pdf)
行きたい大学が決まっている場合、進学先の指定校推薦枠のある通信制高校を選ぶことが合格率を上げるポイントです。また、初めから行きたい大学が決まっているので早めに受験対策ができるでしょう。指定校推薦を受けているかどうかは、公式HPや資料などに掲載されています。学校選びの参考にしてください。
どの大学に行きたいかは決まっていないが、将来的に大学へ進学したいと考えているのなら、指定校推薦枠のある通信制高校を選ぶのがいいでしょう。いくつかある推薦枠の中から、自分の行きたい大学を探してみてくださいね。合格がしやすくなるだけでなく大学の選択肢も広がります。
大学合格は独学ではなかなか難しいもの。通信制高校なら、学力面とメンタル面の両方のサポートを受けられます。自分にあったペースでコツコツと勉強して、ぜひ合格の2文字を手に入れてくださいね。
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