「うちの子供は他の子供となんか違うかもしれない」「少し成長や発達が遅れているだけと思っていたけれど、大丈夫なのかな?」「最近ふさぎ込んでいるけれど、どうしたのかな?」と悩み不安を抱えている保護者の方は多いのではないでしょうか。ここでは、発達障害の子供の特徴について紹介します。
生まれつき脳の機能が障害されていることで起こり、未だはっきりとした原因が分かっていません。症状としては、注意力が散漫であったり、記憶力が悪い、物事の良し悪しの判断がつかず、感情を抑えることができません。病院で検査をして、食事療法や薬を飲んだり、心理療法で心のケアをしていきます。
脳に何らかの障害があるとされていますが、知的発達に遅れはみられません。ただ、「話す」「読む」「書く」「聞く」「計算する」といった能力のうち、どれかがスムーズに行えない障害で、30人に1~2人いると言われています。
アスペルガーは、自閉症に似ているといわれ、人とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、ひとつのことにこだわりすぎたりする面があり、周囲の人から変わった人と思われてしまいます。会話はできますが、相手の表情を読むことが苦手のようです。この場合には、心理療法で社会性を養います。
うつ病は、知的障害はなく、何らかのストレスが原因で発症すると言われています。さまざまなストレスのうち特に多いのが、人間関係。学校や社会にでてうまく適応できず、人間関係に悩んだり、環境の変化について行けず発症してしまうケースが多いようです。
医療機関によって異なりますが、一般的には「知的機能・適応機能」の評価で判断され、軽度・中度・重度・最重度の4等級で分類されます。知的能力に障害がありますが、はっきりとした原因は不明です。物事を判断したり、考えたり、理解したりという認知的な能力の部分での発達障害です。
どのような障害があるのかを見分けるには、その年齢相応の成長や発達ができているか、行動や言動はどうかというところで判断することができます。
グレーゾーンとよばれる人は、比較的症状が軽い人が多く、幼少期や小学校でも気づかれません。症状が軽ければより発見しにくいので、中学生や高校生になって見つかることも多いようです。そのため、気づかず全日制の高校に進学した際に、対人関係がうまくいかなかったり、学習についていけなくなってしまう子供が出てきます。そうなった場合は、周囲の人のサポート理解が必要になってきます。
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